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今週は、ある方の自分史執筆のため、ほぼ引きこもり状態で集中しています。
本一冊分の原稿ともなると、かなりの分量で、 史実の裏付けを調べるのはもちろん、文脈、表現の重複はないか、文章のリズムはどうかなど、気を遣って書いていくので、たいへん骨の折れる仕事です。 寝食を忘れて、という感じ。 でも、それがやっぱり好きな仕事なんですよね。 人間にとって絶対というのは、生まれてきたらいずれは死ぬ、ということです。 それ以外は、絶対、と決めつけても人生何がどうなるかわからない。 たとえば、幸福だったはずの日々が暗転する。 もうだめだと思ったどん底から起死回生する。 奇跡のようなことだって起きる。 人生は味わい深い。 こうしてさまざまな方の人生の歩みを聞き書きで記させていただいてくると、 自分もがんばろう、という気持ちになれます。 苦しいことがあっても、今は辛くてもいいことだっていっぱいある。 人生捨てたものじゃないぞ、と。 人生を見聞きしていると、 先人たちによることわざや四字熟語にもうなづくことが多い。 塞翁が馬 禍福はあざなえる縄のごとし 石の上にも三年 雨だれ石をうがつ 情けは人のためならず 七転び八起き ・ ・ ・ お天道様は見ている 天に向かって吐いた唾は自分に返ってくる などの戒めも、その通りと思う。 祖先を敬い、親を敬い、 感謝の気持ちを常に忘れないことも大切だとあらためて思う。 そうして生きてきた方々の人生が何よりそれらを実証しているからです。 わたしの好きなのは「運鈍根(うんどんこん)」 ものごとを成し遂げるには、天運の助け、牛のように鈍重な粘り、根気の3つが必要だという意味ですが、韻をふんでいる語呂の良さとともに、 「なるほどなあ」と実感しています。 この言葉を社是に掲げている企業もあります。 リーブ企画で制作した『インターネットにお店を持つ方法』〜ネットショップ開業で夢を叶えた12人の女性オーナーたち〜/田中正志・著/翔泳社・刊
が、このたび増刷となりました。 これで、8刷です! 2009年8月3日の初版から、着実に増刷を重ねてきました。 出版不況のなか、うれしい手応えです。 こういう結果をみると、 「不況だから」というのは「できない」「売れない」言い訳になってしまうのだなと思います。本当に価値を認めてもらえるものは、不況に関係なく、売れるんですね。 当たり前のことでいて、あがいているとなかなかわからない。 今も出版企画を詰めているものがいくつかありますが、 価値について見極めながら、進めていきたいとあらためて気持ちを引き締めた次第です。 このところホームページからのお問い合わせによって新規クライアントさんとなっていただくことが増えています。
最初に「ホームページを見たのですが」と電話をくださったり、 お問い合わせフォームから「これこれのような仕事はできますか?見積もください」のようなメールが来ます。 そのやりとりの後にお会いして、 仕事をまずひとつさせていただいて、お互いに納得すれば、 いろいろなお仕事をいただく流れとなっていきます。 私達の仕事は、営業といってもむずかしく、 お取引先が新たに仕事先をご紹介くださる場合がいちばん多いのですが、 ホームページが営業のひとつのツールになっていることは時代の流れを実感するとともに、営業専門スタッフがいない当社にとっては助かります。 ちなみに、いちばん長いお取引先は、 私がフリーのコピーライターになってまもなくの時からで、会社設立してからもずっとお仕事をいただいていて、 もう27年。 逗子に住んでいた頃からのお取引先の方とは、もう20年くらい。 リーブ企画設立当初からのお取引先は17年。 長いご縁に感謝とともに、 お互いに時代の変化を乗り越えてずっと存続し、仕事をできていることがすごいと思います。 不況が長引くにつれ、畳んでしまった会社や事務所、 転職した同業者も少なくありません。 仕事に限らず人間関係も長いご縁が多いなあ。 親友とは高校1年から今日までずっと。 男女を問わず友人関係にも恵まれているなあ。 この連休もずっと原稿執筆なのですが、 いちばん好きな「書くこと」に没頭できるので、うれしい。 寝食を忘れて書ける状況ができそう… 作家生活を気取ってみます。 今日は、JPホールディングスの東証一部上場記念パーティーでした。
山口洋社長とは、10年以上前からある経営者の会でご一緒しており、生年月日が数日しか違わない同い年でもあります。 会社の設立はJPホールディングスが1993年、リーブ企画は1995年とわずかに違いますが、それにしても、同じくらいの社歴の同い年の経営者ゆえに、東証一部上場を果たすということの凄さを思います…並大抵でできることではありません。 いつも思うのですが、山口社長は、ブレない方。そして、精神的に自立している方であり、自分の価値観がとても明確です。ここまで立派な会社の社長になったのに、少しも偉ぶることもありません。 今日のご挨拶の中で「東証一部上場を目標にしてきたわけではありません」と言い、世の中に役立つ企業としてさらにがんばっていくことへの決意を新たに、さらに気持ちを引き締めていくと結びました。 これまでいろいろな経営者の方の自分史を聞き書きで制作してきた私は、創業社長の大変さをよく知っています。自分自身、泡沫企業ながら自分で創業し、一応、今日まで18期目の会社を存続させている社長として、本当の大変さを知っています。 創業した会社が10年後にも残るのは1000社に1社、と日経新聞で読んだことがありました。 ましてや、創業した会社が東証一部上場になるなんてどれほどの確率でしょうか? 会社の規模もレベルも比べものにならない弊社ですが、「うちもさらに気持ちを引き締めていかなくては」とおおいに刺激されました。
ちょっとブログの更新をしていなかったら、
「何かあったのですか?」などご心配のメールをいただきました。 すみません。 元気にやっています。 Facebookで近況をアップしていたのですが、この社長ブログも書いていきますのでこれからもどうぞよろしくお願いいたします。 この時期、街中などで新入社員らしい姿を目にすると、 かつての自分の新人時代を思い出します。 短大卒業後20歳で入社した先は、広告デザイン会社。 おしゃれな人ばかりの活気あふれる会社でした。 私はコピーライターの卵として、日々指導を受け、 書いたコピーが次々と真っ赤に添削されて戻される日々を送っていました。 やっと自分の書いたコピーが印刷物になったのはその年の夏。 自動車メーカーのイベント告知のポスターでした。 うれしかったなあ。 あれから、どれほどのコピーや原稿を書いてきたのかなあと思います。 北方謙三さんのエッセイを読んでいたら、 作家としてデビューできるまで雌伏10 年余、小説を書き続け、編集者に読んでもらってはつっかえされ、あきらめずにまた書いて、またつっかえされ…そうやって書いてきた原稿用紙は積み重ねると自分の背丈よりも高いくらいにもなるそうです。 それだけ書き続けた自信があるから、売れてからも書き続けることができた、と言っていました。 私もこれからもずっと書いていきます。 昨日の朝日新聞夕刊、文芸/批評欄で
詩人の谷川俊太郎さんのコメントが印象的でした。 ↓ 詩という言葉のエネルギーは素粒子のそれのように微細。 政治の力や経済の力と比べようがない。 でも、素粒子がなければ、世界は成り立たない。 詩を読んで人が心動かされるのは、 言葉の持つ微小な力が繊細に働いているから。 古典は長い年月をかけ、その微小な力で人間を変えてきた。 言葉の持つ力… 書くことで生きている我が身を思い、 あらたなモチベーションが湧いてきました。 昨年、街中で谷川さんをお見かけしたことがあります。 澄んだやさしい眼がとても印象的でした。 友人の蓉子さんが経営する豊島屋ビルは東京・神田にあります。
先日遊びに伺った時、そこで日本酒を発売していることを知りました。 その名も「利他」。 稲盛さんの「盛和塾」で学んでいる彼女らしいネーミングです。 創業400年の東村山の豊島屋酒造が製造しています。 http://toshimaya.info/ 私も早速購入し、味わってみました。 「利他がちょっと負けたと思ったのは、獺祭(だっさい)だけかな」と彼女。 山口のお酒、獺祭は私もよく飲みます。あのおいしいお酒といい勝負ということは…期待できそう。 緑色の瓶の純米酒 青色の瓶の純米大吟醸 両方を味わってみました。 すっきりした純米酒はお料理の邪魔をしません。 そうして、純米大吟醸のおいしさったら。 一緒に飲んだ、日本酒にうるさい友人も思わず「うまいっ!」と大喜びでした。 今、この利他の売上金は全額、福島の震災孤児支援などに使われているそうです。 本当においしい、お酒好きな方にもきっと満足いただけるおすすめの日本酒です。 ![]() 『伝説の銀座マダム おそめ』(石井妙子・著)を読んだ。
これは、著者が約5年の歳月を費やして取材し、書き上げたノンフィクション。 おそめ、は、京都の元・芸妓だった上羽秀という女性が開いたバーの店名であり、 彼女の通称となった名前だ。 「おそめ」は、最初、秀が京都の木屋町仏光寺の自宅の一角を改装して開いた小さなバーだったが、その後、だんだん広げていき、やがて東京の銀座にも同じ名前で出店した。当時まだ珍しかった飛行機で京都と東京を行き来する秀は「空飛ぶマダム」と呼ばれた。 何よりすごいのは「おそめ」に集うお客様の顔ぶれである。日本を代表する政界、財界、文壇などの名士がずらり。日本一の店と言われただけのことはある。文中で常連として名前があげられる方々はそうそうたる面々だ。 東京・銀座のNO.1とされた店「エスポワール」の川辺るみ子ママとの対照的な接客の姿勢も興味深かった。お客様と同等の知性を身につけ一緒に政治や経済まで語る川辺ママ、活字はほとんど読まずひたすら低姿勢でお客様に尽くす秀。 昭和32年に発表された川口松太郎の短編小説『夜の蝶』はこの二人をモデルにしたと言われている。 そして、本書のあとがきに続いてページをめくって驚いた。山内静夫さんの寄稿があったのだ。山内静夫さんといえば、おそめの文中にもよく出てくる鎌倉文士の里見弴さんの息子さん。里見弴さんは、有島武郎と兄弟である。 実は、私は平成7年2月1日に鎌倉でリーブ企画を立ち上げ、鎌倉のいろいろな方にお世話になったが、そのうちのお一人が山内さんである。 弊社が鎌倉のお年寄り30人に思い出を聞いてまとめた本『わたしの鎌倉物語』を発行する折には序文を山内さんにお願いし、書いていただいた。その時は鎌倉ケーブルコミュニケーションズ社長だったが、おそめに寄稿された時は鎌倉文学館館長を務められている。ハンサムでおだやかで上品で、会話にウィットがあって、山内さんはすてきな方だった。また、お目にかかれるご縁があれば、と願っている。 奇しくも『伝説の銀座マダム おそめ』と『わたしの鎌倉物語』は山内さんつながりでご縁があった、それもうれしいことだった。
今年やろうと決めたことのひとつに、
「もっと人と会おう」があります。 仕事の打ち合わせではない、「会う」を増やそうと。 たとえば、友人知人とのランチの機会をもっと増やそう。 たとえば、何気ないお茶のひとときに一緒におしゃべりをすることを増やそう。 たとえば、用事がなくても相手の都合がよければオフィスを訪ねていって雑談をしよう。 電話やメールで済んでしまうことが多いからこそ、 会って、顔を見て、話すことが大切だなと実感しています。 お互いに忙しいからそんなに長い時間はとれなくてもいいんです。 会っている時間の長さではない、ひとときの濃さがあれば。 「忙しい」を言い訳にしたくない。 2月のスケジュールには結構「会う」アポが書き込まれてきています。 有言実行。 「今度お食事でも」という社交辞令ではなく、 会いたい人に会って、時間を深めていきたいと思っています。
新年から、新たな自分史制作のお客様のヒアリングが始まりました。
ご自宅にお伺いし、思い出話を語っていただくのです。 それを最終的にこちらで自分史の原稿として執筆し、写真などもいれながら編集して、 ご希望の体裁の本に仕上げます。 第三者に思い出話を語るのはその方にとって記憶の整理となります。 また、自分で本一冊分の原稿を読んでもらえるレベルで書くのはなかなか大変ですし、とかく「自慢史」になりがちなものが、私たちの手をいれることによって客観的にとらえた本にまとめることができます。 戦前の風景、戦争時の覚悟、戦後の辛苦… 高度経済成長、日本列島改造論… バブル経済とその崩壊… 時代背景とともにその方が乗り越えてきた歩みは、 あとから歩んでいる私たちにとって時には感嘆、時には教訓となります。 「そんな大変なことをよく乗り越えてきましたねえ」 と心から本音が出てくる私に、 「いやあ、過ぎてしまえばもうね…今、こうして幸せに暮らせているんだから」と 流してしまえる余裕。 苦労のない人生はありませんが、苦労の大きさは人それぞれ。 よく言われるように、神様さまはその人に乗り越えられる苦難しか与えない、というのは本当かもしれません。つまり、自分にふりかかった苦難は、それがどれほど辛くても途方にくれそうでも必ず乗り越えられるということ。 何度も何度もご自宅にお伺いして思い出話を聞いて、 テープおこしをして原稿制作をして、編集をして、 本に仕上げるまで時間と労力のかなりかかるたいへんな仕事ですが、 これはリーブ企画の原点ともいえる仕事です。 平成6年、日本で初めて女性だけを対象にした「女性起業家コンテスト」があった時に、聞き書きによる自分史づくりを提案した私が、国内外2000件の応募からただ一人合格し、ご褒美に1000万円の融資を受けてそれを資本金に翌年設立したのがリーブ企画株式会社だから。 「書く」=「聞く」の基本を実感する仕事でもあります。 今年もたくさんの方の自分史制作ができますように。 リーブ企画は18年目になります。
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