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リーブ企画社長・立岡ふじ美の公私とりまぜ奮戦記


by lieveco

母の自分史を読み返して

母が亡くなってもうすぐ3ヵ月が経ちます。
まだまだちっとも立ち直っていません。
週刊朝日に「母ロス」という特集がありました。
母ロスとは、なるほどな、のタイトルでした。
父を亡くした時もそれはもう辛く悲しかったけど、
娘にとって母を亡くすというのは、
ーーーいろいろな母娘関係があるので私の場合は、と言い換えますが
これほどキツいことなのかと思うばかりです。

年に数回しか会いに行けず、
週に1度の電話がせいぜいだったのに、
母が亡くなってからのほうが毎日いつも母を思い、いつも母に語りかけ、
母がいつもそばにいてくれるように思うのも不思議です。

こうして、人は人生というもの、
死ということ、生きるということを
学んでいくのでしょうか。

私が、思い出話を聞き書きで綴る「誰にでもできる自分史づくり」でこの会社を立ち上げた時、
試作品&営業用見本として作らせてもらったのが
我が母の自分史でした。
もう20年前になるんだなあ。
母が亡くなって、あらためてその母の自分史を読み返しました。
涙があふれて困りましたが、
いちばん強く思ったのは「お母さんの人生を、思いを綴っておいてよかった」ということでした。

当たり前のことですが、
亡くなってしまったらもう二度と会えない、
もう二度と思いを聞くことができない、話ができない
だから、
母の人生を記録しておいてよかった。

自分史は、成功した人や著名な人が功績を遺すようなものとは違う、
自分のルーツや生き様を次の世代に伝えるものなんだ、と
ずっとその思いで作ってきました。
このたびの母の死により、
その思いはますます強くなり、
自分史というかけがえのない価値をかみしめています。
by lieveco | 2014-04-16 11:20